【2024年最新】雨漏り修理の費用は?今すぐ対応しないリスクとは
屋根
公開日:2024-06-04
更新日:2024-08-26
雨漏りは誰もが経験したくない住まいのトラブルです。天井から水が滴り落ちる様子を見ると、不安と焦りがうまれますよね。 「原因は何なのか」「直さないとどうなるの?」「修理にはどれくらいの費用がかかるのだろう」 雨漏りが起きると、そういった疑問や不安が次々と浮かんでくるものです。適切な対処を怠れば、内部被害がどんどん広がり、最悪の場合は建物を建て替えたり、柱を交換するリスクがあります。 一方で、早期発見と迅速な対応であれば、被害を最小限に食い止められます。部分的な補修で済めば、修理費用も抑えられるでしょう。 本記事では、雨漏りの一般的な原因と危険性、修理費用の相場、適切な業者選びのポイントなどを分かりやすく解説します。
この記事の監修者
大手ハウスメーカーで200棟以上の住宅建設に携わったのち、ツクリンク株式会社でGoyooの立ち上げに従事。
細やかなサポートでお客様にご安心いただけるようにつとめています。
保有資格は「二級建築士」「雨漏り診断士」「外壁診断士」「外装劣化診断士」「既存住宅状況調査技術者」「増改築相談員」「一般建築物石綿含有建材調査者」
・雨漏り修繕費用は、被害状況に応じた対応方法で大きく変わります
・放置をすると被害が大きくなり、対応コストが大きくなるリスクがあります
以下で解説します。
1. 雨漏りの一般的な原因
雨漏りの原因はさまざまですが、大きく分けると以下のようなケースが多く見られます。
屋根や外壁の劣化
塗装が経年劣化し、防水効果が失われていく事が一因です。適切な時期を逃してメンテナンスを怠ると、塗装の膜の効果が失われることで、屋根材や外壁材にヒビ割れが発生し、そのヒビ割れから雨水が侵入するリスクが高まります。
シーリング(コーキング)の劣化
壁と壁の継ぎ目や、サッシ周りの隙間に充填されているシーリング材も経年劣化します。ひびが入ったり、細くなるとそこから雨水が住宅内に入り込んでしまいます。
排水溝や雨樋の詰まり
落ち葉や泥などで排水溝が詰まり、雨水が溜まると周辺から浸入する可能性があります。
サッシ周りの防水不良
窓枠の周りは特に注意が必要です。サッシ周りのシーリングが劣化して雨水が容易に浸入する原因になります。
天窓からの浸入
天窓は雨に直接さらされるため、サッシ周りのシーリングの劣化が進むと雨漏りのリスクが高くなります。
ベランダ(インナーバルコニー)の防水劣化
ベランダ部分の防水層が劣化し、雨水が階下に浸入するケースもあります。 このように、雨漏りの原因は建物の様々な部位にわたります。定期的なメンテナンスと傷みの点検を行い、異常に早期に気づくことが大切です。
2. 雨漏り修理の検査方法
雨漏り修理の第一歩は、漏水の原因を特定することです。原因調査の方法は業者によって異なりますが、一般的な手順は以下の通りです。
目視検査
まずは目視で建物の内外部を確認します。ひび割れやシーリングの劣化、排水溝や雨樋の詰まり、クロスの浮きのチェックなど、目に見える箇所から漏水の原因を探ります。このレベルの調査は無料または数万円程度が相場です。
散水検査
屋根や外壁、サッシ周りなどに直接水をかけて、漏水する箇所を特定する方法です。散水検査の費用は数万円から10万円前後が一般的です。
赤外線検査
目視や散水検査がしにくい箇所の漏水を、特殊な赤外線カメラで調べる方法です。外壁がタイルなどの場合に有効で、料金は10万円から20万円前後が相場となります。
このように、原因調査の手法は様々です。建物の状況や漏水の症状に応じて、適切な方法を選択する必要があります。 原因が特定できれば、次は対応方法を業者と相談して決定します。部分的な補修で済むケースもあれば、大がかりな工事が必要な場合もあり、修理費用も大きく変わってきます。 最終的に修理プランが決まれば、工事に着手されます。工期は原因や工事内容によって変動しますが、素早い対応が被害の拡大を防ぎます。 雨漏りの修理は専門的な知識と経験が必要不可欠です。まずは信頼できる業者に相談して、適切な対応をとることが大切です。
3. 雨漏り修理の費用
雨漏り修理にかかる費用は、原因や修理箇所、規模によって大きく変動します。一般的な相場は以下の通りです。
屋根
・屋根全体の交換(葺き替え) スレート屋根の場合
160万円~250万円程度
カバー工事
120万円~160万円程度
塗装工事
80万~100万
外壁
・外壁の張り替え
160万円~250万円程度
カバー工法
120万円~160万円程度
塗装工事
80万~100万
シーリング劣化
・シーリングの打ち替えのみ
数万円程度
排水溝の詰まり
・排水溝の掃除のみ
業者に依頼すれば数万円
サッシ周り
・サッシ周りのコーキング打ち替え
数万円程度
ベランダ(インナーバルコニー)
・ベランダ防水工事
30万円~60万円程度
このように、屋根や外壁の全面張り替えとなれば200万円を優に超える高額な費用がかかります。一方、シーリングやコーキングの補修、排水溝の掃除などは比較的低コストで対応できます。 雨漏りの原因がどこにあるのか、どの程度の規模の工事が必要かによって、修理費用は大きく変わってきます。まずは原因の特定から始め、複数の業者から見積もりを取ることが賢明です。修繕箇所が狭く済めば低コストで済みますが、手を打たずに放置した場合は高額な修理代がかかるリスクがあります。
4. 雨漏りのリスクと早期対応のメリット
雨漏りは決して放置してはなりません。対応せずに放置をすれば、深刻な内部被害に繋がる危険性があります。
カビやダニの発生のリスク
まず懸念されるのが、カビやダニの発生です。建物内に雨水が浸入すれば、柱や、壁の石膏ボード、断熱材などが水を含み、カビが繁殖しやすい環境になります。カビは健康被害の原因にもなります。
しみや変色、腐食のリスク
また、雨水に濡れた壁や天井が放置されれば、しみや変色が生じたり、木材が腐食したりする恐れもあります。 さらに深刻なのが、建物の構造体である柱や梁の腐食です。最悪の場合は建物を建て替えたり、柱を交換、コンクリートを打ち直す必要が出るほどの致命的な被害が及ぶリスクがあります。
早期対応のメリット
一方で、雨漏りの初期段階で適切な修理を行えば、被害は最小限に食い止められます。部分的な補修で済めば、費用を抑えられるメリットがあります。例えばシーリングの打ち直し程度で済めば数万円ですが、放置すれば周辺の壁や天井の修理で数十万円が必要になる可能性もあります。
つまり、雨漏りの危険性は決して無視できません。雨漏りの可能性を少しでも感じたら、すぐに専門家に相談し、原因を特定して速やかに修理を行うことが不可欠です。
5. 業者の選び方
雨漏り修理は原因調査の精度と早期対応やアフターフォローが必要になるため、業者選びは適切なポイントを抑えて行う必要があります。
5-1. 業者の実績と信頼性をチェック
業者の実績と信頼性をチェックしましょう。Webサイトで施工事例を確認し、高品質な仕上がりが期待できるかどうかを判断します。
見積もり前の調査で業者の方と会う際には、挨拶や名刺交換の有無を確認し、信頼できそうな会社かを判断しましょう。また、アフターサービスや保証制度の有無についても、必ず確認しましょう。
5-2. 補償やアフターサポートの有無をチェック
修理中はトラブルが付き物です。1度の修理で直りきらない場合もあるため、修理後のサポートが充実している業者だと安心ができます。
また、業者によっては、塗装後1ヶ月を経過した時点で無償点検を実施するなど、アフターサポートに手厚いところもあります。思わぬトラブルを招かないためにもしっかりとチェックしましょう。
このように、費用面だけでなく実績、アフターサービスなど総合的に業者を見極める必要があります。費用が安くても対応品質の低い業者に頼んでしまうと、せっかくの外壁塗装が失敗に終わってしまうおそれもあります。一番大切なのは、信頼できる業者に雨漏り修理を依頼することです。
6. まとめ
雨漏り修理は気になったら放置をせず、すぐに対応する必要があります。費用面では、雨漏りの原因や雨漏りによる被害状況などによって大きく変動します。
業者選びに当たっては、価格以外にも、対応スピード、実績や信頼性、アフターサービスなどを総合的に検討する必要があります。
信頼のおける業者を選び、雨漏り修理をしましょう。
とはいえ、信頼できる修理業者を探すのは大変ですよね?
私たち「Goyoo(ゴヨー)」は、建築士や外壁診断士などの有資格者があなたの外壁塗装を無料で全工程フルサポートするサービスを提供しています。業者の選定から、業者との日程調整、見積りの比較検討、施工中の立会い、施工後のフォローまで、トータルで支援いたします。
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